あ行
【IC(アイシー)】
ホロスコープの軸のうち、第3ハウスと第4ハウスの境界線にある点のこと。ICを見ると、心が落ち着く場所や、潜在意識、自分の充電方法などが分かる。
【アスペクト】
2つ以上の天体の位置関係によって表される角度のこと。天体同士が、どんな会話をしているのか?というイメージ。例えば、「月と太陽の角度が60度」なら「月と太陽が強力体制にある」ことが分かる。代表的な角度(メジャーアスペクト)は0度、60度、90度、120度、180度。
【ASC(アセンダント)】
ホロスコープの軸のうち、第3ハウスと第4ハウスの境界線にある点のこと。ASCを見ると、先天的特徴、こういう人だよね。ってよく言われるキャラみたいなもの、周りからの印象が分かる。天体の上昇点(時間でいうと日の出)。
【アングル】
占星術における重要な4要素。ホロスコープの縦軸(MCとICを結ぶ線)と横軸(ASCとDSCを結ぶ線)のこと。人生の流れや骨組みを読み解いていくときのポイントとなる。
【インコンジャクト】
クインカンクスとも言う。アスペクト150度の関係。訓練、後天的に得られるもの、工夫、努力によって成せること。土星のようなイメージ。手広くやるよりも、突き詰める専門職タイプに多かったりする。
【MC(エムシー)】
ホロスコープの軸(アングル)のうち、第9ハウスと第10ハウスの境界線にある点。天体の頂点(時間でいうと正午)。ICの対極にある。社会的な役割、適職も読み解ける。
【エレメント】
12星座の特徴を「火、土、風、水」の4つ(四元素)に例えて分類した考え方。この特徴から、その人が持つ思考特性を読み解くこともできる。四元素の特徴と属する星座は以下のとおり。
火(情熱性・積極性・初期衝動):おひつじ座、しし座、いて座
土(堅実・現実的):やぎ座、おうし座、おとめ座
風(情報・知性):てんびん座、みずがめ座、ふたご座
水(一体化、共感):かに座、さそり座、うお座
【オポジション】
アスペクト180度の関係。向かい合っている天体。何かをしなきゃという発表衝動に駆られたり、勝負している、影響を強く受ける、対立しているイメージ。厳しく規制されるぶん、規律が守られたり、しっかり自立したりするポイントにもなる。
【オーブ】
アスペクトの「許容角度」のこと。例えば、スクエアは90度だけど、92度もスクエアと認める、ということ。が3~5度くらいが一般的。さらに細かく絞って読みたい場合は、1~2度くらい。
か行
【カイロン】
土星と天王星の間に存在する小惑星のひとつ。過去の傷や、トラウマを表す。その一方で、それを乗り越えたときの達成感が自分を癒してくれることから、癒しの意味も持っている。
【カイト】
グランドトラインとオポジションが組み合わさった状態。才能があるだけでなく、努力もできるタイプ。運のよさを持っているけれど、自分の力で頑張ることもできる。
【カスプ】
ハウスを区切る境界線のこと。ハウスに天体がない場合は、カスプの支配星を読むことで、そのハウスにまつわる分野の傾向を知ることもできる。
【活動宮】
12星座を3つのタイプに分類したもの(クオリティ)のひとつ。牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座が該当する。実行力があり、活かすべきポイントは、何かを始めたり、立ち上げたり、活動的に行うのが得意なこと。補うべきポイントは、強引、落ち着きがない、無計画なことなど。
【感受点】
ホロスコープ上にある4つの重要なポイント。ASC、DSC、MC、ICのこと。
【クオリティ】
12星座の特徴を、活動宮・固定宮・柔軟宮の3つのタイプに分類した考え方。これの特徴から、その人がよく取るリアクションや、行動特性を読み解くこともできる。3つのタイプの特徴と属する星座は
活動宮(実行力):おひつじ座、かに座、てんびん座、やぎ座
固定宮(忍耐力):おうし座、しし座、さそり座、みずがめ座
柔軟宮(臨機応変力):ふたご座、おとめ座、いて座、うお座
【クインタイル】
マイナーアスペクトの一つ。アスペクト75度の関係。クリエイティブな活動、創造力が豊か、アイデア性が高い、自分の発想・思い起こしたことを形にできる力がある。5ハウス、しし座とも縁が深く、自己表現が得意。
【グランドコンジャンクション】
3つ以上の天体が密集していること。ステリウム、オーバーロードとも言う。この場合、その星の特徴が強く出たりする。人生の重要なテーマにもなる。色んなこと、イベントが極端に起こる意味もある。例えば、結婚、転職を若いときに繰り返すなど。
【グランドトライン】
トラインが3つ重なった状態のこと。昔は。幸運のアスペクトとも呼ばれていて、何もかもうまくいく、大吉みたいなイメージとも言われていた。現代においても、色んな人から助言をもらえたり、運がいい、と言われている。ただ、自分が運のよさを使いこなさないと、幸運な現状に甘えて腐敗してしまうこともあるので注意。
【グランドクロス】
スクエアが4つ重なった状態のこと。極端にその性質が出すぎたり、波乱万丈な人生になることもあるが、結果的に、他の人が生み出せないような大きなものを生み出す可能性も。
【黄道】
太陽が通る道のこと。12等分され、それぞれサイン(星座)が割り振られている。
【固定宮】
12星座を3つのタイプに分類したもの(クオリティ)のひとつ。牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座が該当する。忍耐力があり、活かすべきポイントは、状態を維持したり、守ったり、根気強くやり切る、地道に発展させるのが得意なこと。補うべきポイントは、変化への対応力がない、保守的で固定観念や従来の方法にこだわってしまうこと。不動宮とも呼ばれる。
【コンジャンクション】
アスペクト0度の関係。一緒にいる天体。相席しているイメージ。力を高め合って、その特性が出やすくなる。
さ行
【サイン】
「星座」のこと。牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・乙女座・天秤座・蠍座・射手座・山羊座・水瓶座・魚座の12星座。神様(天体)が着ている「服」のイメージ。
【サターンリターン】
生まれたときのホロスコープ(出生図)の土星と、経過中(トランジットチャート)の土星が重なること。土星回帰ともいう。サターンリターンの期間は、人生の大きな転機を経験することが多く、課題・試練などの意味合いが強いと言われている。
【四季図】
春分、夏至、秋分、冬至のホロスコープの総称。それぞれ、春分図、夏至図、秋分図、冬至図と呼ばれている。春分図は、1年間(春分を始点とした3月21日~3月20日)、夏至図・秋分図・冬至図は、3か月間の流れを読み解くときに使う。
【支配星】
ホロスコープの12サイン(星座)と、縁が深い天体のこと。サインに支配星があると、天体のエネルギーが活発になる、力を発揮しやすいとされている。サインと天体の組み合わせは、牡羊座:火星、牡牛座:金星、双子座:水星、蟹座:月、獅子座:太陽、乙女座:水星、天秤座:金星、蠍座:冥王星、射手座:木星、山羊座:土星、水瓶座:天王星、魚座:海王星。
【柔軟宮】
12星座を3つのタイプに分類したもの(クオリティ)のひとつ。双子座・乙女座・射手座・魚座が該当する。臨機応変力があり、活かすべきポイントは、調整したり、順応したり、変化へ対応するのが得意なこと。補うべきポイントは、要点が絞れない、一貫性がない、優柔不断で計画通りにやり切れないこと。
【出生図】
生年月日、生まれた場所、生まれた時間の情報をから作られるホロスコープのこと。ネイタルチャートとも呼ばれる。生年月日、生まれた場所、生まれた時間の情報があれば、人だけではなく、動物、会社などの出生図を作ることもできる。
春分点:太陽が牡羊座に入った瞬間、つまり牡羊座0度のこと。行動(太陽の通り道)と、赤道が交差するポイントで、毎年異なるもの。
【スクエア】
アスペクト90度の関係。衝突する天体。角が立つイメージ。衝突が起こる代わりに、何かを新しく生み出すきっかけにもなる。
セクスタイル:アスペクト60度の関係。協力体制にある天体。応援してくれるイメージ。
【セスキコードレイト】
アスペクト135度の関係。自分でコントロールできる不遇とも言われている。トラブルが起こっても、自分で対処できる範囲のイメージ。
【セミスクエア】
アスペクト45度の関係。ちょっと衝突があるイメージ。スクエア(90度)よりは衝突が少ないけど、かすり傷を作るくらいの衝突が起こる。例えば、ついやってしまうような失言、人とトラブルが発生しやすい原因を探りたいときにも役立つ。
【ソフトアスペクト】
天体同士が作るアスペクトのうち、天体同士のエネルギーがスムーズに動く関係性。セクスタイル(60度・協力体制)、トライン(120度・安定)のこと。
た行
【太陽回帰】
自分が生まれた時の同じ度数に、経過中(トランジットチャート)の太陽が回帰すること。ソーラーリターンともいう。
【DSC(ディセンダント)】
ホロスコープの軸(アングル)のうち、第6ハウスと第7ハウスの境界線にある感受点。どのような人と関わるべきか、出会うべきかを読み解くことができる。対極にはASCがある。
【天体】
太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10天体のこと。
【トライン】
アスペクト120度の関係。共存する天体。安定している、甘やかしてくれるイメージ。サボッていてもうまくいってしまうこともあるので、堕落しないように注意も必要。
【ドラゴンテイル】
太陽の軌道(行動)と、月の軌道(拍動)が交差する2つの点のうち、月が下りていく点(降交点)。前世を含めて過去から積み上げてきた自分の性質を表すとも言われている。
【ドラゴンヘッド】
太陽の軌道(行動)と、月の軌道(拍動)が交差する2つの点のうち、月が昇っていく点(昇交点)。未来の自分や、過去から解放されて新しい未来で活躍するヒント、これから社会で活躍させていくと良い性質とも言われている。
【トランジット】
天体の「経過」のこと。トランジットチャートのことは経過図とも呼ぶ。自分の意思とは関係なく、環境や他人といった外部からの影響が表される。
【トランスサタニアン】
天王星、冥王星、海王星のこと。尋常ではない力を発揮する星でもある。
な行
【ナチュラルサイン】
各ハウスに対して、意味や象徴しているものが共通している天体(サイン)のこと。1ハウス:牡羊座、2ハウス:牡牛座、3ハウス:双子座、4ハウス:蟹座、5ハウス:獅子座、6ハウス:乙女座、7ハウス:天秤座、8ハウス:蠍座、9ハウス:射手座、10ハウス:山羊座、11ハウス:水瓶座、12ハウス:魚座。
【二区分】
12星座の特徴を、男性星座・女性星座の2つのタイプに分ける考え方。ポラリティとも呼ぶ。
男性星座:牡羊座・双子座・獅子座・天秤座・射手座・水瓶座
女性星座:牡牛座・蟹座・乙女座・蠍座・山羊座・魚座
【二重円】
異なる2つのホロスコープを重ねたもの。主に、2つの相性を占う(自分と他者、人と会社、人と動物との相性など)、人の運命の変化(1年の運勢、今日の運勢)、気持ちの変化などを占うときに使う。ダブルチャートとも呼ばれる。
【ネイタルチャート】
出生図のこと。生まれた年月日、生まれた時間、生まれた場所の情報から作られるホロスコープのこと。
【年齢域】
天体の特質を人間の年齢域(発達段階)に当てはめた考え方のこと。月:0〜7歳、水星:7〜15歳、金星:15〜24歳、太陽:24〜34歳、火星:34〜45歳、木星:45〜57歳、土星:57〜70歳、天王星:70〜84歳、海王星:85歳〜死ぬまで、冥王星は死後の世界とされている。
【ノーアスペクト】
他の天体とアスペクトを作っていない、孤立した天体のこと。個性が目立たず発揮されにくい消極的な場合と、個性が独立して激しく暴走しやすい場合の両極端の解釈がある。
は行
【ハードアスペクト】
天体同士が作るアスペクトのうち、天体の力が激しくぶつかり合って反発を起こしたり、エネルギーが過剰な緊張状態の関係性のこと。コンジャンクション(0度・一緒にいる)、スクエア(90度・衝突する)、オポジション(180度・向かい合い対立する関係)などのこと。
【ハウス】
神様(天体)が「力を出すのに適している場所」のイメージ。どういう場面、舞台で、その天体の能力が発揮されるのかが分かる。そのため、人生におけるテーマ、外界との関わり方、自分と他者との関わり方、適職・適正、どんな分野と縁があるかも読み解くことができる。なお、ハウスに天体があると、その特徴が強く出やすくなるが、天体がないからといって適性が全くないわけではない(5段階の通知表でいう「3」のイメージ。普通)。ハウスに天体がない場合は、ルーラーを使ってチェックするとよい。
【不動宮】
12星座を3つのタイプに分類したもの(クオリティ)のひとつ。固定宮とも呼ばれる。
【プログレス法】
出生図をベースに、ホロスコープを進行させて未来予測をする占い方。
【ベネフィック】
幸運の惑星とも呼ばれている。木星、金星、太陽、月、水星の天体のこと。
【ホロスコープ】
ある時点の天体の配置などが記されている円状の図のこと。別名「チャート」。
ま行
【マイナーアスペクト】
天体同士の関係性を表すアスペクトのうち、セミセクスタイル(30)、セミスクエア(45度)、クインタイル(72度)、セスキスクエア(135)、バイクインタイル(144度)、インコンジャンクト(150度)などがある。
【マレフィック】
凶の星と呼ばれている。試練、困難、攻撃性を表したり、人生の転機、課題をもたらすともされている。土星、火星、天王星、冥王星、海王星が該当する。
【メジャーアスペクト】
天体や感受点の角度(アスペクト)の中でも、特に大きな影響力がある角度とされている。コンジャンクション(0度)、セクスタイル(60度)、スクエア(90度)、トライン(120度)、オポジション(180度)など。
や行
【四区分】
12星座の特徴を火・風・地・水という4つのエレメント(四元素)に例えて分類する考え方のこと。エレメントによって価値観や思考特性が分かる。
火:牡羊座・獅子座・射手座
風:双子座・天秤座・水瓶座
地:牡牛座・乙女座・山羊座
水:蟹座・蠍座・魚座
【ヨッド】
クインカンクスとセクスタイルが組み合わさった状態。限られた状況、制限がある中で、天体同士が強力しあう関係性のため、専門家に向いているイメージ。
ら行
【リターン】
トランジット(経過中)の天体が、出生図の同じ天体の位置に重なる現象のこと。「回帰」とも呼ばれている。リターンしている間は、天体から強い影響を受けやすくなる。ソーラーリターン(太陽回帰)、サターンリターン(土星回帰)などがよく知られている。
【ルーラー】
ハウスの支配星(12サインと縁が深い天体)のこと。それぞれのサイン(星座)と、天体の関係性は、牡羊座:火星、牡牛座:金星、双子座:水星、蟹座:月、獅子座:太陽、乙女座:水星、天秤座:金星、蠍座:冥王星、射手座:木星、山羊座:土星、水瓶座:天王星、魚座:海王星。
わ行
【惑星】
天体のこと。
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